ストラディックＣ2000ＨＧＳ　巻きシャッドリール

・ミドルクラススピニングリール

ここ数年の著しいリールの進化は、めざましいものがある。軽量化、ライントラブルの少なさ、巻き心地。全てにおいて現在のミドルクラスリールは１０年前のハイエンドクラスと言えるスペックとなったように感じる。昔使っていたミドルクラスリールでバイオマスターと呼ばれるリールがあったが、現在はストラディックと名を成し、未だミドルクラスリールの中で最も使いやすいと思われる。なので今回は個人的に名作であるストラディックシリーズの中でもハイギアである　ストラディックＣ2000ＨＧＳ　について書こうと思う。

・ストラディックシリーズ

旧バイオマスターシリーズの看板は降ろされストラディックシリーズへ変更されている。旧バイオマスター使いとしては、寂しい思いもあるが時代の変化に対応すべく看板を下ろすのは致し方ないように思う。旧バイオマスターと比較して確かに部品の精度は高く、ローターやベアリングやギアの性能は格段に上がっていると実感できる。
ミドルクラスリールとしてのコスパはバイオマスターと変わらず非常に優れており、スムーズで心地良い重さの回転フィール・キャスト前後のベール開閉時の切り替えもスムーズに行うことができ、ストレスない釣りを展開可能。ベールを起こす時もなんの抵抗もないほど軽く、それでいて剛性感がありカッチリ止まる。飛距離もそこそこ、特にシャッドなら２５mくらいは飛んでいるのでは？フィールドにもよるが飛距離は十分と言える。
デザインもバイオマスターと同じくシマノの機能美を追求しつつ、抑えめのデザインとなっており、使っていて心地よい高級感のある形状とHAGANEボディによる剛性はシマノリールの中でも個人的にお気に入りの理由の一つである。

巻き抵抗はドスローで巻いても抵抗に変化がなく、一定の速度で滑らかに巻けるのは素晴らしい。高速巻きを行おうが、ドスローで巻こうがヌルヌルと巻き感は変わらない。また、特筆すべき点として、安いリールによく発生するガイドに引っ掛かる結びコブ、糸の塊がドバっと放出されるようなことは今のところ生じていない。１万円以下のリールの場合、釣り真っ最中にライントラブルで時間が取られストレスを感じることが多い。ストラディックはその点はしっかりと対策を打っており、特にキャスト前後のトラブルは皆無であった。
耐久性については1シーズンの使い倒した上で100%の事は言えないが、サンデーアングラーの感覚的には３シーズンは可能では？メンテナンスさえちゃんとすれば、そこそこの耐用年数がありそう。価格は一万円台後半であり、社会人アングラーならば手を出しやすいことからも、スピニングリールでコストパフォーマンスに優れたものが欲しいのであれば断然お勧めします。

軽量化されたモデルについては　ストラディックCI4+ C2000HGS　があるので、200g以下で軽めのライトリグ関係もやりたい方はそちらを購入すべきかと↓
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・タックルセッティング

ストラディックＣ2000ＨＧＳをなぜ購入しようかと思ったかと言うと、シャッド専用機タックル　の必要性があったから。想流シャッドの場合、シリーズとして　想流シャッド５２　と　想流シャッド５８　があるが、ベイトフィネス系を使用するときは５８、状況が悪いとき三寒四温だったり急激な環境変化があったときは５２まで下げてスピニング使用という明確な区別があったため。どうしても高速巻きを行うにはハイギア系スピニングリールタックルが一つ必要であったことが購入の決め手であった。
野池にて、想流シャッド５２を高速巻きで反応させた結果、ヨンマルハントしたことがあり、そこから必須タックルとなってしまった・・・

現状のタックルは以下の通りである。

ロッド：ライトスピニングロッド562L
ライン：R18バス４lb（８０m）

このセッティングで高速巻きで反応させることが多い。ハイギア系なので高速巻きをすると、シャッドが飛び出す恐れもあったが、そこはさすがジャッカルと言うべきか、特に問題なく使えている。高速巻きを行うとギアの回転性能は凄まじく、ハンドル回して手を離すとそのままくるくる回り続ける。