ブリッツMR MLロッドでハントするクランク

・久しぶりのクランクベイトシリーズ

クランクベイトは多くのメーカーにより作られており、メーカーにより特色が非常に異なる。現在はソフト系、ビックベイト系が全盛期でありクランクベイトを使ったことがないようなアングラーが増えているような・・・。クランクベイトと言えば漠然と何かに当てて釣るイメージにより、ロストの可能性が高く手を出しづらいというのが昨今のクランクベイト評のように思う。ワームで釣りをしていても反応がなく、クランクベイトに替えて巻いてみると偶然にも釣れる事もある。一つだけクランクベイトを忍ばせておけば完璧に野池でも対応することが出来るので、そんな時は OSP ブリッツMR をオススメしたい。

・OSP ブリッツMRは

重さ:9.5g・ハイフロート・ノンラトル というクランクベイト系にしては軽めの設定である。固定重心であり、アクションのピッチは早めながら、早巻きをしてもバランスを崩さず真っ直ぐ泳いでくれる。世界のT仕様で豊富なカラーラインナップがあり、作りも丁寧であり、特筆すべき点としてリールを巻けばきびきびとしたアクションでロッドには心地よい振動が伝わるので初心者にも使いやすく、また浮力が強いのでリトリーブを止めれば素早く浮きあがり根がかり回避がしやすい。倒木などのカバーにキャストしリトリーブで流してみたところ、リップ形状や浮力のバランスが良いのかフックが木にガッツリ刺さるような根がかりはしたことがなく、大体止めるかロッドをあおるとハイフロート仕様により障害物を回避してブリッツMRがフワフワと浮いてくるので引っかかる事もなく回収することが出来る。今までスタックロストはなし。ただし、ライン系を除くといったところ。ノンラトルであることから場を荒らしにくく、他社製品に比べてスレにくいと思っており同じラインを5回通してバスが堪らずバイトしてくる事もあった。
高い浮力、ノンラトル、極薄リップというアメリカンクランクテイストであり、これはカバークランキングに非常に向いた特徴。高い遠投性能、日本プラグならではの頑丈さを備え持ち、それでいてアメリカンなアクションロール強め。この特徴が割とクリア系の水質でも釣れる要素なのだと思う。クランクベイトの中ではまだ価格も安め。ピーナッツに価格は負けるものの、ピーナッツ同様釣れるクランクベイトに仕上がっている。タックルは、グラスコンポジットMLを使い、ローギアリールに8lbを巻いて使用。深度としては1.5mゾーンから2mゾーンの間なら万能に使える感じかな。正に日本の優等生クランクベイトの一つである。

・使い方

①ただ巻き
ポンプリトリーブ

タックルは上記のように グラスコンポジットML・アルファスSV・8lb でセッティング。不安な方は10lb推奨。基本的に①タダ巻きが多い。遠投してブレイクがある辺りにクランクベイトを巻き止めて浮かせてバイトさせることが多い。後は障害物周りにキャストし、倒木などに当ててヒラを打たせると下から食い上げする事もあり。ただし、ロストしたくないならブレイクゾーン狙いがオススメ。
②については、中層レンジをロッドを横に動かしレンジキープしながらたまに止める事でブリッツMRが浮上し、そこにバスが食らいつくのを狙うイメージ。
この2つを何度も行っていけばそれなりに釣れると思う。

・欠点

リップが削れていく。予想以上に削れるので、ワンシーズン使えれば御の字。それを差し引いても初心者でも使いやすいクランクベイトなので一度使ってみて欲しい。

新品価格
¥1,705から
(2020/4/3 21:20時点)
価格:1,650円
(2020/4/3 21:19時点)
感想(0件)
価格:1,705円
(2020/4/3 22:01時点)
感想(0件)

0 件のコメント :

コメントを投稿