・ホーネットスティンガーモバイルロッド
アブガルシア 製のモバイルロッドは多々あり、購入の際番手は悩みどころ。前回は ホーネットスティンガープラス6104ML-PS に関してインプレを行なったが、守備範囲を広げたスピニングロッドであった。今回はベイトロッドでは一番使うであろう番手である ホーネットスティンガーHSPC-674MH MGS について書こうと思う。
・HSPC-674MH MGSは
４ピースモバイルロッドであり、かつ一番使用するであろうMH（ミディアムヘビー）であることから１０g〜２７gまでの所謂ビックベイト以外の釣りに適している。
よく使うものとして
・クランクベイト
・ジョインテッドクロー１４８
・５インチセンコー
・ラバージグ
・ヘビダンなど守備範囲が広く、これ１本持っていけば大体の釣りはカバーできるので桜池や琵琶湖などのレイク系へ釣りにいく場合に持参していくことが多い。春以降の荒食いシーズンにはスピナーベイトによる展開も必要となってくるが、そんな時でもスピナーベイトのランガンで使用することが可能。
これに関しては、ジャークベイト 専用機の方が使いやすいが、タックルを絞る必要がある場合にはこのベイトタックルにてジャークベイト を行うこともある。ただし、あまりやりすぎるとヘビータックル特有の腱鞘炎になりやすいのでポイントと状況を見極める必要がありといったところ。なのであまりオススメはしない・・・。また、ビックベイトの中でも比較的軽量のサイズ、ジョインテッドクロー１４８なら特に問題なく使用することが可能。S字系特有のラインテンションに気を使いながら、バスをサーチする際でも１４lbを巻いておけばラインが切れることなく釣りを楽しめる。また、気になるアクションだがトゥイッチ・ジャークのアクションを行った場合においても、ジョインテッドクローが綺麗にアクションしてくれるので簡単にバスをハントすることが可能である。
・ソフト系の釣り展開
４ピースロッドなので感度が低いと思われがちだが、特に釣りをするにあたって問題となるようなことはなく、ヘビダン使用でも特に違和感なくバイトに持ち込むことが可能。
上記は イージーシェイカー３.５g＋７gシンカー というヘビダンタックルでハントしたバス。２０２０年gw琵琶湖にて、ブログでも書いたが渾身の１本を捉えたときの画像である。この時もバスの引きが分かるくらいのバイトが竿先であるティップに反応、後は思いっきりフッキングするだけでヨンマルハントといったところ。ヨンマルであろうが舟に抜き上げるバットパワーを持つので安心して使えるロッドの仕上がり具合である。ホーネットスティンガーシリーズ御用達のマイクロガイドであることから、感度は１ピースロッド・２ピースロッドと変わらない。５インチセンコーの放置などでもラインが走る前のちょっとした吸い込みバイトも感じられるので、バイトを感じた瞬間にフッキングを行えば良いサイズのバスに出会えることが多くなるだろう。センコーの放置は、マイクロガイドシステムの恩恵をうける手法の一つだと思う。
・タックルセッティング
・ライン：フロロライン１４lb
・リール：初期タトゥーラ
によりセッティング。ヘビー系を扱うことから少々重めのリールで釣りを展開。琵琶湖などは、最近ではライトタックルが主流になり始めているが、未だヘビー系タックルの釣りは健在であるので絶対に持っていくタックルの一つである。
これさえ持っていけば、自分のやりたい釣りである
は、ほぼ網羅しているので後はエリア選択で悩むだけで良い。また、友人と一緒に行くとタックルを舟に積む際にタックルのチョイスを行う必要があることから、個人的にはこのタックルとジャークベイト 専用タックルを持っていくのが常況となっている。
・欠点
同じ番手のワンピースに比べて１８g重い。１４lbを巻いているが、マイクロガイドシステムのせいで飛距離は同じような番手のロッドよりも落ちる点は注意して欲しいところ。ただ、ホーネットスティンガーシリーズは感度優先なので、飛距離が伸びなくても釣れるポイントなら是非とも旅のお供に持っていって欲しい。
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